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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

【米大統領選】トランプ当選でTPPはどうなる?日本はなぜTPP承認案を可決したのか?

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TPPの承認案が昨日(11月10日)可決された。
しかしトランプが大統領選に勝利したため、TPP発効は実現しないと言われている。
では、なぜそれがわかっていて昨日TPPの承認案を決議したのか。
また、TPP発効ができないと今後どうなるのだろう。

 
そもそもTPPというのは何だろう。

TPPは
Trans-Pacific Partnershipの略だ。
日本語名称はいろんな呼び方があるので、
しんさくは
環太平洋パートナーシップ協定
としておぼえることにしている。



TPPって何?

TPPって何っていう人は、以下のページがわかりやすい。


この記事は、TPPを「ドラえもん」に例えて説明してくれる。
それがこの記事を紹介した理由だ。
ジャイアンは米国、のび太は日本というわけである。


このまとめ記事にあるように、
もともとは
シンガポール
ニュージーランド
ブルネイ
チリ
の4カ国間で発効した。
当時はP4(パシフィック4)と呼ばれていた。

2009年にアメリカが参加したことで状況が一変。
オーストラリア、
ペルー、
ベトナム
が次々と参加。
名称もTPPに変更された。

2010年にはマレーシアも参加。
ここまでがTPPの主要9カ国と言われている。

その後2012年、
カナダ、
メキシコ
も参加し、翌年の2013年に日本も参加表明した。

ただし、
2012年以降に参加した国は、主要9カ国が決めたルールをそのまま受け入れることが参加の条件となっている。

参加のメリット
関税の撤廃により日本製品の輸出額が増えることだ。
あとGDPが増加する、雇用が増加する
と言われている。
(反論もある)


参加のデメリット
海外の安価な商品が流入しデフレになる
日本の農業にダメージを与える
規制緩和で食の安全が脅かされる(食品添加物遺伝子組み換え等)
医療保険の自由化で国保制度が圧迫される、療格差が広がる
と言われている。
(反論もある)


ちなみに安倍首相はTPPについて
「聖域なき関税撤廃となるかどうかを確認したい」
と言って、オバマ大統領と交渉した。
何でもかんでも関税撤廃となると、大ダメージになる可能性がある。
そこで日本は「例外」を認めさせるつもりなのだ。
結果、大変な苦労をして
「...一方的にすべての関税を撤廃することを、
あらかじめ約束することを求められるものではない」
ということを確認した。

トランプによってアメリカがTPPを離脱したら
この地道な苦労も水の泡になる。



トランプはTPPに反対?

さて、トランプは
大統領に就任したら即TPPから離脱する
と言っている。

TPPが発効するとTPP参加国からの輸入が増え、
アメリカの製造業を衰退させると思っているのだ。

TPPは大失敗だ。
特別な利害関係をもつ奴らが、
アメリカをレイプするために、
この協定を結ぼうとしてきた。

ひどい言葉かもしれない。
だけどアメリカはレイプされ続けている。

TPPは一部の裕福な人々によって締結されたが、
彼らはさらに別の協定を結ぼうとすら考えている。

(トランプ談)



日本はどうするつもりだった?

これについては以下のページがわかりやすい。

前述したように、
後から参加した国は主要9カ国が決めたルールを、
そのまま受け入れるなければならない。
となると日本は圧倒的不利になるのでは、という心配がある。

一方で、その心配はない、という人もいる。
TPPはもともと合意がなければまとまらない。
日本に不利な条件は反対すればいいのだ、というのである。


今後どうなる?

冒頭で述べたように、
日本はTPPの承認案を可決した。
トランプがTPPから離脱すると明言しているのにである。

民進党にいたっては
悪い冗談でなければ、間抜けであることを世界に知らせるだけだ
と痛烈に批判した。

たしかにトランプが大統領選に勝利したため、
TPP発効は難しくなった。
ではなぜ内閣はTPPを進めようとするのか。

ひとつはTPPはアベノミクスの柱だからであろう。
アメリカがTPPを離脱すると、事実上TPPは失敗となりアベノミクスに大きな影響を及ぼす。
TPP発効の可能性がゼロではない以上、内閣としてはTPPを進めるしかないのだろう。

それにトランプは、中身をよく理解せずに反対しているふしがある。
まだ説得の余地があると安倍さんは思っているのだ。

やみくもにそう思っているのではなく、
その可能性を示す一定の情報を得て決断していることは言うまでもない。


とはいえ、トランプが前言をひるがえすとは思えない。
ある程度の説得ができたとしても、トランプはTPPからの離脱を変えないだろう。
日本としては、一層の工夫と英断が必要になる。

小泉進次郎が言った。
「むしろ日本の底力が発揮される時代が来る」

なんとも頼もしいかぎりである。