【豊洲問題】石原回答を考える。やはり浜渦さんに聞くしかないのだろう。
豊洲市場問題に関する例の石原元知事の回答書。
さまざまな番組で取り上げられているが、その中で印象的なシーンがあった。
「羽鳥慎一モーニングショー」で高木美保さんが、
「浜渦さんの名誉が毀損されるかもしれないと考えて、
自分は余計なことを言わないほうがいい
と判断されているってことはないですか?」
と訊いたのである。
すると一瞬沈黙が支配したあと、羽鳥さんが
「そこは推測になっちゃう、
そこは青山(やすし)さんもわからない、
じゃ次の質問いきます」
と言い、急いで次の質問に移ったのだ。
次の質問「土壌汚染対策費」の内容を読み上げる羽鳥さんの口調は、心なしか動揺していた。
つまり、その件は今日は触れちゃダメ、ということだったらしい。
単にタブーなのか。
それとも何かが進行中なのか。
番組で「石原回答」における東京都と東京ガスとの交渉経過について、石原さんが記憶にないと回答した件についてのシーンである。
それまでさんざん推測で語り合っていたくせに、「そこは推測になっちゃう...」と言って慌てて次の話題に移ったのは、いささか滑稽であった。
浜渦さんが当時具体的にどのように東京ガスとやりとりしたか。
そのあたりのことが明白になるということは、豊洲移転問題の闇の部分の解明に大きく関わることになる。
みんな知りたいことである。
しかし、それはおそらくタブーなのだろう。
浜渦さん一人が傷つくというレベルの話ではなさそうだ。
このままうやむやに終わるのか
それともあっと驚くような展開が待ち受けているのか。
都政改革のストーリーは、まだまだ序の口であるような気がしてならない。