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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

kindle読み放題サービス「kindle unlimited」無料トライアルを試してみた

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30日間の無料体験を試してみた。厳密に言うと30日間まるまる利用することはできなかった。その顛末を反省も込めて報告する。

 
kindle unlimitedはAmazonのアカウントさえあれば、誰でも気軽に体験できる。
kindle unlimitedマークが付いている書籍が読み放題になっている。
Kindle端末だけでなく、アプリを使ってPCやスマホタブレットでも読むことができる。


基本的なこと

同時に10冊まで利用できる。
10冊を超えてダウンロードすることはできないので、現在選択中の10冊から1冊選んで「この本の利用を終了する」という指定をする(解除する)必要がある。
つまり読み放題と言っても、手元に置けるのは10冊まで、という感覚だ。


本が探しにくい

一応読み放題に限定した検索は出来る。
しかし自分が読みたい本の絞り込みを繰り返しているうちに、結局読み放題に限定した検索よりも通常の検索のほうが探しやすかったりする。
その結果、読み放題の本とそうでない(個別に料金がかかる)本が混在した状態で選ぶことになったりする。
ただ、このような検索機能の水準は、サービスが続くうちに改善されることが多い。


読みたい本はそれほどない

12万冊から選んで読み放題...と聞くと相当にお得なサービスという印象があるが、実際には、しんさくが読みたいと思った本はなかなか見つからなかった。
そのため、少しずつダウンロードするときの選択基準が甘く、いい加減になり、雑なダウンロードを繰り返すようになった。
無料体験ということもあって、さまざまなジャンルの書籍をたくさん見てみたかった。そのせいで、後半とんでもないことになるのだがそれは後述するとして...
これは検索機能がいまいちフィットしなかったことも相まって、少々期待はずれだったことをお伝えせざるを得ない。

小説はそれなりにあったが、しんさくの知らない作者の本が多かった。
昨今は電子書籍での出版がしやすくなり、ライトノベルの作者も急増しているためか、その手の種類の小説、つまり最初から電子書籍として売られているものが圧倒的に多く出てくる。
その上、シリーズは最初の巻だけが読み放題で、つづく巻は別途有料...という組み合わせもあった。

漫画も同様で3巻ぐらいまでが読み放題で、続きは別途有料というケースがあった。
しかも小説よりシリーズが多いため、かなり目立った。
これではkindle unlimitedの恩恵が少ないという印象だ。
もともとkindleには、コミック期間限定無料タイトルというのがあるからだ。
探せば3巻ぐらいまで無料で読めるシリーズが結構見つかるのである。

技術書にいたっては、もっと不満が残った。
あるにはあるのだが、実際に読みたいと思っていたジャンルの技術書は大半が読み放題の対象外だった。
一番残念だったのは、検索結果を見ていくと後半を占めているのがほとんど英語の技術書だったことだ。分野にもよるだろうが、中には3分2くらいが英語というのもあった。たとえば100冊ヒットしても後半の60冊が英語(洋書?)だったりするのである。
これはつまらない。

それと技術書は実際に中身を見ないと自分にとって必要かどうかわかりにくい。
技術書こそ読み放題の大骨頂ではないだろうか。
かたっぱしからダウンロードして、自分に合わないと思ったらすぐ削除すればいい。
だが、kindle unlimitedの場合、本当に手にとってみたいと思った技術書は読み放題の対象外だったりする。それこそ見た目だけではわからない本をダウンロードしては削除、ダウンロードしては削除を繰り返すことになった。これがのちのち大変なことになってしまうのだが...

雑誌はまあまあといったところだった。
最新号も入っているので、運良く自分の読みたい雑誌が何冊か見つかれば、kindle unlimitedは十分役に立つだろう。
しんさくの場合は、残念ながら多少興味があっても必ず読むという雑誌は見つからなかった。

では実用書、ビジネス本といったところはどうだったか。
このジャンルは冊数が多かった。
まさに読み放題である。
漫画や小説と違ってシリーズ形式じゃないためか、安心して読めた。
ただし多いには多いが、昨今急増したKindle出版による有象無象の本もたくさん混じっていた。この手の本はレビューを見ても本の良し悪しは判別つきにくい。高評価だからといって良い本とはかぎらないのでとりあえずダウンロードしてみることになる。
10冊を超えてダウンロードすることはできないので、やはりダウンロードしては削除、ダウンロードしては削除を繰り返すことになった。そうしているうちに、本来の「じっくり読む」という目的を忘れてしまいそうになる。なんだか「読み放題」というトリックにハマったかのようである。30日間という限定された無料体験だったせいもあるかもしれない。結局読み放題という特徴を活かして、あまり参考にならない本はどんどん読み飛ばしていく、という感じになった。


急にダウンロードできなくなった

さて、無料体験を始めて15日くらいたった頃のことである。
本をダウンロードできなくなった。
もちろん10冊以内での話である。

「システム内部にエラーがありました。問題はすでに記録済みで、今後調査を進める予定です。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」
と表示され注文することができない。

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このメッセージを見るとほとんどの人は、
「しかたがない、じゃあ待ってみよう」
となるのではないだろうか。
しんさくもそうした。

2~3日、ときおり注文を試しながら待ってみたが一向に改善されない。
しんさくは、カスタマーサービスに問い合わせることにした。
問い合わせはKindleのサイトから入力する方法と、直接電話する方法の2種類あった。
まずはサイトから入力する方法で問い合わせをした。

すると、アクセスが多すぎた、しばらく待ってねという主旨の回答が来た。
このメッセージを見るとほとんどの人は、
「しかたがない、じゃあ待ってみよう」
となるのではないだろうか。
しんさくもそうした。

さらに2、3日経過したが一向に改善されない。
しんさくは、もう一度カスタマーサービスに問い合わせることにした。
すると、前回回答したとおり、アクセスが多すぎたしばらく待ってね、という主旨の回答が来た。
このメッセージを見るとほとんどの人は、不愉快になるのでははないだろうか。
しんさくもそうなった。
だが一方で、もしかするとペナルティかもしれない、という思いがよぎった。
特に意識してなにかルールを破ったわけではない。
しかしダウンロードしては削除、ダウンロードしては削除を繰り返した。
そのことがなにかKindle側の違反防止用のプログラムに抵触したのかもしれない、と思ったのである。
しんさくも以前SEだったので、このような大規模なシステムで多人数を相手にする場合の設計に関わったこともある。
利用者側の違反検知は何かのしきい値をこえたらアラーム...とかそういう感じで自動化されていたりする。運用後もいろいろ状況に合わせて調整が必要なのでメッセージもあいまいなものを出す。
「アクセスが多すぎた、しばらく待て」
この回答は、てっきりシステム全体でアクセスが集中して一時的にこうなったのです、というふうに解釈していた。
だが実際は「あなたのアクセスが多すぎて(内部規定に抵触しました)、しばらく待ってください」という意味だったのではないだろうか。

そう思ったしんさくは、カスタマーサービスにこんどは電話で問い合わせることにした。
電話はすぐつながった。
そこで、今回の回答がわたし個人のアクセスの件なのか、それともシステム全体のアクセスなのか聞いた。
すると、両方の可能性がある、と言うのである。
しんさくは驚いた。

どうやらこういうことらしい。
まず、やたらとダウンロードしまくるとやはりしんさくが想像したとおり、違反性ありと自動的に判断されて、サービスが一時的に止められるケースがあるそうだ。
ところが今回たまたま同じタイミングでkindle unlimitedのサービスに不具合が発生していたらしいのである。
そのため、あのメッセージはどっちの理由によるものかわからないというのである。
両方のケースで、まったく同じメッセージがでるらしい。

「じゃあ、今回はどっちかわからないんですか」
しんさくがそう尋ねると、調査しますという返事だった。

また何日か待たなければならない。
こんなことしていたら無料体験の30日が終了してしまう。

すると、それから1、2日経ってからカスタマーサービスの人から電話があった。
やはり、しんさくののアクセス過多(ダウンロード過多)が原因だった。
つまり、システムの不具合と個人へのペナルティ通告がまったく一緒のメッセージなのである。
これはわかりにくい。

さらに困ったことは、一定の日数経てば自動的にまた使えるようになるそうだが、その日数を教えてもらえないのである。
そのため無料体験の30日が終了するまえにまた使えるようになるのか、それとも無料体験が終了しても使えない状態が続くのか、こちらとしては判別がつかないのだ。
最悪無料体験期間が終了し、31日目から自動課金されてもまだサービスは使えないという状態が続くかもしれないのである。
これは想像ではなくカスタマーサービスの人に聞いて判明したことである。

さすがに嫌気がさした。
いかに多数のユーザー相手のサービスといえども、もう少し何とかならないのか。
kindle unlimitedの規定には、Kindle側の内々の(何らかの)規定に抵触した場合向こうの判断でサービスを中断できることができるという主旨の文が掲載されているらしい。

だからこうなるのはしょうがないとしても、せめて
システムの不具合とペナルティのメッセージは分けるべきだろう。

そのときふと思った。
もしかしたら、わざと同じメッセージにしているのかもしれない、と。
(利用者にとっての)あいまいなペナルティに対する反発や不満をかわすために。


まとめ

結局わかったことは以下の2点だ。
12万冊あると言っても、実際に読みたい本はそんなに多くない
読み放題といっても、あんまりダウンロード&削除をくりかえすとペナルティの対象になる

結果としてKindle Unlimitedに対するしんさく自身の心証はかなり悪い。
とは言え、しんさくがペナルティを受けたのはkindle unlimitedのサービスをよく理解していなかったからとも言える。
また普通の人じゃなかった(いろいろ変なこと試したがる人だった)こともあるだろう。

普通に試すくらいなら、こんなことにはならないはずだから安心して試してほしい。
月額980円のサービスである。
毎月必ず読む雑誌が3冊も見つかれば、もとが取れるサービスだ。