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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

【五輪ボート会場の見直し問題】復興を理念に掲げるなら長沼ボート場を選ぼう!

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昨日(10月15日)小池知事がボート・カヌー会場の見直し問題のため、宮城県登米市の長沼ボート場を視察した。
五輪ボート会場の見直し問題を今、日本中が注視している。いったいどんな決着が待っているのだろうか。

 

海の森は何が問題なのか

もともと競技場として決まっていた海の森水上競技場の問題点は主に以下の3点である。

アスリートファーストの観点から疑問視されている
レガシーの観点から疑問視されている
決定までの過程が不透明

これに沸騰した総事業費、という問題が加わる。
当初69億円と見積もられていた海の森の総事業費が、蓋を開けたら信じられないほど沸騰していた。
もちろん大きな問題ではある。
しかし、しんさくは金額については今すぐ議論してもしょうがないと考える。
なにしろ、比較検討するための元になる金額自体があいまいで当てにならないのである。
比較対象となっている彩湖や長沼ボート場の事業費を都が試算しているが、まったくあてにならない。
それどころか、誰かが意図的に多めの試算をしているんじゃないかと疑いたくなるような金額だったりする。(彩湖も長沼ボート場も都の試算よりずっと安価に実現できると言っている)

もちろん金額も大事だが、これについては決まってからの工夫で経費削減や工期短縮等、できることをやっていけばいいと思う。
(あっ、もちろん安全面はちゃんとした上でね)


五輪の会場見直しは正しいことか

まず、小池知事が今回五輪の3大会場の見直しを決めたのは正しいことである。
すでに東京都は腐敗しているのである。
豊洲市場問題しかり、広尾病院問題しかり...
そして東京五輪

もうこれ以上僕らの税金を無駄に使ってほしくない。
誰かの利権のためだとしたら、なおさらである。
それ本当?と思う人はゼネコンの落札率を見てほしい。

冗談じゃないのである!

つい興奮してしまったが、これまで東京都の事業は誰かの利権のためにあたりまえのように利用され続けてきた。
あんまり度が過ぎて、ついに豊洲市場問題のようなことまで引き起こしている。
ちょっとくらいなら、利権があっても見逃していいかもしれない。
だが、さすがにやりすぎて収集がつかなくなっている状態なのである。


あまりに怒りがこみ上げてきて話が逸れてしまったが、
海の森の問題点は前述の3点だ。

まず風が強く、上空を飛ぶ旅客機のため騒音がひどく、そして海水のためボートが痛みやすい。
そしてレガシーの観点からいうと、実際に選手達が五輪開催後は使いたくないと言っているのだ。レガシーになりえないのでは?
そして決定までの過程が不透明なこと。豊洲市場問題や広尾病院問題とまったく同じ問題点である。大手ゼネコンによる異常な落札率が確認されている。

だが、しんさくが一番よくないと思っているのは大会組織委員会の森喜朗会長のコメントである。
森会長は、すでにIOCの理事会や総会で決まっていることを、開催地の東京側からひっくり返すのは今後様々な問題が懸念されるのではないかと言っている。
そんなことはわかっているのである。
大会組織委員会の会長ならばもっと大局的な観点から発言すべきである。あまりにいいかげんなやり方でみんな怒っているのである。何なら東京五輪を中止したらいい、という意見すらあるのだ。事の重大さをわかっているのだろうか。


結局、どこにすべきか

さて、
海の森水上競技場の見直しの候補地として有力視されているのは

埼玉県戸田市にある彩湖
そして
宮城県の長沼ボート場だ。

実は、しんさくは彩湖も候補地として有力だと思っている。
だが一番大切なのは、
東京都としてどこでやりたいか
ということに尽きる。

前述の腐敗した東京都ではなく、東京都民そのものの思いのことである。
都民ファーストである。

なぜなら、東京五輪は東京都がやるのだ。
都民の考えが一番である。
そして今、都民が選んだリーダーが小池百合子である。

だから思い切ってやってほしい。ことと次第によっては、東京五輪白紙撤回も辞さないという構えでやってほしい。
森喜朗会長の「すでに決まっていることを...」なんて発言は無意味である。

埼玉県の彩湖にしても、宮城県の長沼ボート場にしても、それぞれ利点、欠点があって比較検討が難しい。
アスリートファーストの観点から考えると、一番立地が良く環境の面でもよさそうな彩湖かな、と思える。しかし彩湖には競技に邪魔な橋があったり、湾曲しているため一部の整備が必要だったりなど、いろいろ課題もある。
一方長沼ボート場は東京から350キロ以上離れていて、選手村からの距離が課題となっている。ただし、宮城県登米市ではこの課題を解決できるとし、前向きな姿勢をくずしていない。

さて、ではどこにすべきだろう。

今さら変えるのは大変だから、海の森水上競技場か
アスリートファーストの観点から、彩湖か
それとも長沼ボート場か

だが、一番肝心なことを忘れていた。
そもそも、今回の東京五輪
復興五輪
であったはずである。

東日本大震災からの復興を理念に掲げる東京五輪...
これに向けて、東京都はこれまでさまざまな方針を打ち出し準備を進めてきた。
でも、いろいろこまごまとやりすぎて全体像が見えにくいのである。

「結局、復興五輪って何だったんだろう」「えっ復興がテーマだったの?」
そう言われないためにも、ここでどーんとインパクトのあるイベントを発生させるべきである。
そのためにあえて長沼ボート場を選ぼう。

実際大変だろう。
何しろ、どの候補地も利点:欠点があり、決め手がないのである。

だからこそ、復興五輪の名のもとに長沼ボート場を選ぼうではないか。

選手村の問題など、日本人が本気を出したらどうにでもなる。

長沼ボート場に対しては、大会組織委員会が「九つの問題点」を突きつけた。
別に嫌がらせというわけではないと思うが、なんとなく海の森を変えたくないという意図がありそうな気がする。
これに対して宮城県登米市側は、けなげにも短期間で回答を出してきた。
「どれもクリアする自信がある」
そう宮城県の村井知事は語った。


復興五輪として、いまいち全体像が見えない東京五輪
そこでである。
難題にチャレンジし、さまざまな課題を解決の上、不可能を可能とし復興の名のもとに長沼ボート場を競技地として実現...

「最初はいろいろ反対もあったが、やがてみんな一致団結し長沼ボート場開催を成功させた。さすが日本人だ」海外から評価...
復興五輪のシンボルとして、これ以上無いエピソードとして語り継がれるのではないだろいうか。