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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

5分でわかるギャラクシーノート7の発火事件

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8月に発売されたサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」は、発火問題により全世界で生産・販売中止が決定された。
この事件が引き起こす影響や日本メーカーへの影響はいかに?

 

販売中止までの流れ

8月19日 ギャラクシーノート7発売
        ↓
8月下旬 発火や爆発事故の報告が多数寄せられる
        ↓
9月2日 バッテリーに原因ありとし不具合品の交換を発表
        ↓
10月4日 航空機内で交換後の製品による発火事故が発生
        ↓
10月11日 生産・販売を中止。全製品を交換もしくは返金


最大の問題点は?

バッテリーに原因ありとしてリコール・交換を実施したにもかかわらず、交換後の製品でも発火事故が起きたこと。
しかも航空機内で発火したこと。
なおかつ電源を切った状態にもかかわらず発火したとされていること。


物理的な原因は不明

発火・爆発事故を引き起こした直接の原因はまだ判明していない。
当初サムスンSDI社製のバッテリーに問題があるとされたが、
交換後も発火を起こしたことによりバッテリーだけが原因とは言えなくなった。


本当の原因は?

直接の原因はおそらく上記のバッテリー、もしくはその周辺の物理的な欠陥や、充電の回路設計・プログラミングなどにあるのではないかと言われている。
しかし、このような事態を引き起こした本当の原因は、サムスン電子の企業体質にある。

ギャラクシーノート7のライバルは9月16日に発売されたアイフォーン7であり、サムスン電子はこのライバルより何が何でも先に販売することが至上命令であった。
そのために無理をしたのである。
これは本当で、内部の人間から「バッテリーメーカーに無理な注文をした」「アイフォーン7の前に発売して利益を上げる、そういう気持ちしか無かった」という証言がある。


その影響は?

約3000億円の損失があると言われている。
だが、それだけですまない可能性がある。
サムスン電子はサムスングループ営業利益の5割を占めている。
そのためサムスン全体への影響を考えると、それ以上の損失があると考えられる。
なお、サムスンは韓国のNo1財閥だ。サムスンがゆらぐと韓国がゆらぐとも言われている。

サムスン電子のエース的商品だったギャラクシーノート7の事件は、単なる一商品のリコール問題にとどまらない可能性がある。



日本企業への影響は?

問題となったリチウムイオン二次電池を製造したサムスンSDIに、日本メーカーも部品を供給している。今後の展開によっては、日本メーカーが事故原因に関係していると言い出す可能性がないとは言えない。
これまでもサムスンの件ではないが、韓国における事故・事件の原因のひとつとして、日本企業にも原因があるかのよう言われるケースがあった。
日本経済にとっても対岸の火事ではない事件なので、今後の動向を注視したい。