しんさくのねっとかわら版

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【豊洲問題】都のアリバイ作りに利用された技術会議の提案資料 作業空間とは?座長が怒っているぞ

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技術会議のメンバーが知らない、「技術会議の提案資料」がひっそりと都のホームページに追加されていた。

 
それがこちら

豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議

このページの第9回に掲載されている「技術会議報告書の構成(別添資料抜粋) 713.3KB」という資料だ。

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この資料をダウンロードして中身を見ると、
「3.2.2 技術会議が独自に提案した事項」と題して、表形式で提案事項とされる内容がある。
その中の上から4つ目に、「汚染物質の除去・地下水浄化の確認」として「地下水から基準値を超える汚染物質が検出された場合、浄化できるように建物下に作業空間を確保する必要がある」と記されていた。

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昨日の経済・港湾委員会において、都議会自民党の田中都議が、作業空間とはそもそも何なのか、と質問した際、都は第9回の技術会議で「汚染地下水の浄化ができるように建物下に作業空間を確保する必要がある」と記載がある、と回答した。
その資料というのが上記の「技術会議報告書の構成(別添資料抜粋) 713.3KB」だ。

このやりとりと実際の資料を見ると、誰しもが「そうか、地下の作業空間はもともと技術会議の提案なのか」と思うだろう。

つまり都側は、発端は技術会議における独自提案だ、と暗に示そうとしたのである。

しかし、これまで技術会議のメンバーは一貫して地下空間の議論はしていないと言い続けてきた。
明らかに、技術会議のメンバーの話と食い違う内容になっている。


すると、驚くことが今朝のテレビで報道された。
テレビ朝日の「羽鳥慎一 モーニングショー」という番組だ。
「独自!!都が豊洲空洞の責任をなすり付けか!?当時の資料を先月一部更新…当事者が実態を生証言」

それによると、この資料は地下空間さわぎが勃発した後の9月16日に追加されたものであるらしいのである。
モーニングショーによると、文書のプロパティを見てわかったとのことである。

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問題の資料のみが後から追加されたことが一目瞭然だ。

技術委員を務めた長谷川猛氏によると、ホームページに追加掲載するに当たり、都は技術会議の矢木座長に連絡して事前の承諾を得たそうである。
しかし、そのとき資料の内容については触れず、さも当たり前のことを確認したような感じでしかなかったらしい。
矢木座長は資料はもともと公表するものだし、と言ってOKしたそうである。


前述の長谷川猛氏は、そのときの様子についてこう述べている。
「資料を公開していいか?と言われた。資料は公開して当然だからいいですよと言った。そのあと新聞に、技術会議が地下空間を提案した、そういう話が載るようになった。変だな、そんなこと無いはずなのにと思って公開していいですかといった資料を見たら、(地下空間は)技術会議の提案...と載っていて、びっくりしたし、はめられたんじゃないかと思った」


先週発表の自己検証報告書に、以下のように載っているそうである。

第9回技術会議(2008年12月25日)においても、技術会議の独自提案としてモニタリング空間が提示された。土壌汚染対策に万全を期す機運がこのころから醸成されていった。

これを知った長谷川猛氏
「呆れました」
そして、
「アリバイ作りに利用されたのではないかと思う」
このように語った。

なぜ、長谷川猛氏こう言ったかというと、この資料はそもそも当時、技術会議で却下された資料だからである。


さて、これまで東京都のお役所体質がいろいろ批判されてきたが、この件はあまりにも姑息すぎる。

姑息かつ稚拙でもある。
当然当時の技術会議メンバーから反論があるだろうし、いずれ工作がばれるとわかっていたはずだ。

ここからは、しんさくの勝手な推測だが、
ひょっとしたら、都側はわざとこれをやったのではないだろうか?

この際、徹底的に都に批判を集めようとしているのではないか?
理由はわからない。

もしかしたら、こうすることによって小池知事の足を引っ張ろうとしているとか...

都の幹部職員の中には、小池知事に対して批判的な人も多いだろう。
中にはそうとう嫌がっている人たちもいるはずだ。
かと言って、都民から絶大な支持を得ている小池知事に対し、表立って反抗するわけにもいかないのである。

そういう人たちが、敢えて都への批判を集め、豊洲市場移転が空中分解しかねないほどのダメージを与えようとしているのではないだろうか。

小池知事にとって、豊洲問題はそろそろ落とし所を決めたい時期なのである。おそらく予定通り2年間の地下水モニタリング調査を終えて、専門家の判断を得、移転を決断したいはずである。

つまり、これは自爆テロのようなものじゃないだろうか。