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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

東京都議会 代表質問 前代未聞の出来事とは?

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「小池知事ー!マック赤坂です。公約どおり冒頭解散をお願いします」

マック赤坂氏の議場中に響き渡る呼びかけによって幕が開いた東京都議会の代表質問。
まるで念入りに用意された海外ドラマの演出のようだった。

 
さて、この代表質問というのはいったいどのような内容のものだろう。

これは先日小池知事が行った所信表明に対し、都議会側があらかじめ用意した質問をするというものである。
一問一答形式ではなく、各会派ごとに質問されたことに対しまとめて知事が回答するという形式になっている。

持ち時間は各会派の議席数によって決まる。

各会派の議席数については、この記事を参照

netkawaraban.hatenablog.com

各会派の持ち時間は以下のとおりだ。

自民 74分
公明 41分
共産 35分
民進 30分


結局、質問・答弁・休憩を合わせて7時間にわたった。

このような、長時間にわたって延々と質問が述べられ、それに対してあらかじめ用意された回答を述べるという形式は、多くの批判をよんでいる。

ただ代表質問は、ある意味前哨戦にすぎないのである。
予定路線に沿った一種の儀式のような側面もある。

とりあえず都議会についてほとんど何も知らなかったしんさくや、しんさくと同様に最近興味を持ち始めた方々にとっては、概要として受け止めればいいのかもしれない。

しんさくが注目したのは、先頭に立って質問した自民党の高木都議の質問だ。
肥満都市東京の件、冒頭解散の件、ブラックボックスと言った件、議会軽視の件等について、それぞれどういう見識なのかを聞いていた。

概ね、それほど強い追求姿勢を示したという印象はなかった。
ただし、知事がブラックボックスと言った件については、むしろ「知事こそブラックボックスではないか」と批判した。
今は正面切ってのケンカはできないが、このくらいは言っておかないと、ということなのであろう。


TBS「白熱ライブ ビビット」を見ていたら、自民党を代表してこの質問をした高木都議がどういう人物か紹介していた。
猪瀬元知事を厳しく追求した場面や都議会のドンとの関係、また小池知事があいさつ回りをしたとき(おそらく意図的に)離席していた件などの動画を流し因縁めいた関係性を暗示。テレビにとってはこうしてショーアップするのもある意味大事なことだ。

おときた駿都議によると、代表質問で4会派とも再質問をしたのは前代未聞らしい。
都議会はこれまで代表質問で再質問すること自体がまれであるらしいのだ。

この4会派とも再質問をした理由についておときた駿都議は、
「追求姿勢を見せたい、みたいなところがあったんでしょうね」と述べている。


戦闘服「百合子グリーン」に身を包み、前哨戦を戦い終えた小池知事。

戦い終えて報道陣の取材に対し、
「国会と比べて、寝ている人がいないのはむしろ驚きでした」
と話している。
これを、寝ている人が少ないのは驚きでしたと報じているメディアがあった。実際には、寝ている人がいないのは驚きでした、と述べたのである。
この「寝ている人がいない」と語ったところがみそだ。
偶然か、意図的かはわからないが、都議会のドンへの絶妙な皮肉になっていることがやがてわかるのであった。
細かいことを言うようだが、メディアはコメントをできるだけ正確に伝えるべきである。


さて、今日の日程は「一般質問」だ。
どんな色の戦闘服を着て登場するのだろうか。

また興味深い攻防を見せてくれるだろう。
戦え!小池知事。