Windows10にアップデートしてから動作が重くなった
Windows10にアップデートして、しばらくしてから動作が重くなった。
しんさくはゲーム用と仕事用の2台のデスクトップPCを使っている。
もともとは比較的高性能なゲーム用ですべてまかなっていたのだが、ゲーム用はファンの音がうるさいのでゲーム専用にし、調べ物をしたりブログを書いたりといったことは仕事用のほうを使うことにした。
しばらくはそれでよかったのだが、Windows10にアップデートしてから、いろいろと困ったことが起こるようになった。
そもそも仕事用のPCは、世代がやや古く性能的にも低ランクなので、Windows10にアップデートするかどうか、さんざん迷った経緯がある。
結果、アップデートすることにしたのだが、ほんとうにこれでよかったのかどうか未だにわからないのである。
さて、この仕事用のPCがさまざまなアクシデントを引き起こすのだが、そのひとつに、ある日突然重くなるというのがあった。
タスクマネージャで確認したところ、「システムと圧縮メモリ」及び「システムの割り込み」がそれぞれCPUのメモリを大幅に圧迫していた。
おそらく「システムと圧縮メモリ」なるものが割り込みを起こしているのだろう。この「システムと圧縮メモリ」がなぜ頻繁に発生しているのかを突き止めなければ。
ググってみたところ、いろいろとこの「システムと圧縮メモリ」に関して解説や解決法が記されていた。
それによると、Windows10 では、「圧縮ストア」というコンセプトが導入されているらしい。この「圧縮ストア」のメモリ量だが、最適なメモリ量を決定するために、システムは長時間かけてメモリの使用パターンを分析するらしく、その過程でメCPUを使うため一時的に負荷が高くなるということらしいのだ。
対策としては、まず「なにもしない」というのがある。
しばらく我慢してWindows10の気が済むようにさせてやれば、やがて最適な結果を出してくれるだろうから、自然にPCは元のように軽くなるからだ。
もうひとつは「SuperFetch」というサービスを無効にする、という方法だ。このサービスプログラムが、時間をかけてメモリの使用パターンを分析
している担当らしい。
とりあえず、この「SuperFetch」を停止させてみることにした。
スタートメニューに「services.msc」と入力し、サービスマネージャを起動させ、「Superfetch」ダブルクリック。
「サービスの状態」の下にある「停止」をクリックして停止、さらにスタートアップの種類を自動から「無効」に変更。
PCを再起動してタスクマネージャで「システムと圧縮メモリ」を見ると、おお、格段に負荷が軽減されている。
とりあえずはこれでいいかな。
そう思ってしばらくブログを書いていたら、やがてまた重くなってきた。
タスクマネージャで「システムと圧縮メモリ」を見ると、なんと、もとに戻っておるではないか!
結局「SuperFetch」の停止ではだめだったらしい。
この場合、Ndu.sysを無効にするという方法で解決した、というケースがあるらしいので、それも試してみた。
Ndu.sysはWindowsのネットワークデータ使用量を監視するサービスプログラムである。
スタートメニューに「regedit」と入力し、OKをクリックしてレジストリエディターを起動。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Ndu
に移動。
「Start」をダブルクリックし、Startの値に「4」(無効)を入力。(デフォルトは2)
レジストリエディターを終了し、PCを再起動。
結果はこの方法でも効果はなかった。
しかたがないので、Nduの値を「2」に戻し、「SuperFetch」を再開させた。
つまり、なにもしないことにした。
Windows10の気が済むようにさせてやろう。
ただ、長い間Windows10が分析を終えるのを待ったあげく、「すいません。ダメでした」とWindows10が言ってくるような気がしてならない。
「がんばったんですけど、如何せんメモリが少なすぎますわ」
そう言われそうである。