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空白の3ヶ月 当時の施設整備担当部長に話を聞け!誰が豊洲の地下空間を指示したか?

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空白の3ヶ月とは?

豊洲市場移転問題で今さかんに目にする言葉

空白の3ヶ月

この「空白の3ヶ月」は、2011年の3月から、同年の6月までの期間を指す。
例の「地下空間」が決定されたのが、この3ヶ月らしいのである。

 
いつ、誰が、なぜ地下空間を設ける設計にしたのか。
この謎の解明をここのところずっとやってきたのだが、いよいよ核心にせまってきた。
まるでミステリー小説が、いよいよ最終章に突入したかのようである。


では、空白の3ヶ月について、改めておさらいしよう。

当初の設計図では、盛り土の上に建物棟が配置されていた。
2011年3月の時点ではそれが確認されている。

ところが同年の6月には盛り土をせずに地下空間を設ける設計になっていた。

この3ヶ月が例の空白の3ヶ月である。


2011年3月 盛り土あり

この間に何があったのか?

2011年6月 盛り土なし


設計会社側は、東京都と協議した上で地下空間の設計を行った、勝手にやることはない、と答えたそうである。
たしかに、設計会社側で勝手に方針を変えるなんてことは絶対ありえない。
一方で、歴代の市場長も5人全員が、盛り土はされているという認識だったと話しているそうだ。
市場長の、さらにその下のどこかで地下空間を決めたことになる。

そこで、実際にこの豊洲市場移転を担当していた部署にスポットが当たった。

そして、さらに注目すべき事実が判明した。



施設整備担当部長の交代

高床式で基本設計を進めると言っていた施設整備担当部長が異動になったのである。
そして新しく担当部長に就任した人物が2011年4月には、地下空間が存在していたと発言したそうである。


これが事実だとすれば、空白の3ヶ月はさらに1ヶ月になったことになる。

真相が明らかになる瞬間も近い。


環境アセスメント

豊洲市場建設前の環境アセスメントに「盛り土を行う」と記載があったことが判明した。
実態と異なる説明が記されていたことになる。

小池知事によると、アセスのやり直しが必要になったときには15か月程度要するそうである。
移転延期が更に長期化する可能性がある。


環境アセスメントとは?

最近よく耳にする環境アセスメント
小池知事がよく「環境アセス」と呼ぶこれっていったい何だろう。


周辺環境を大きく変えそうな大規模工事の際に必要な手続きである。
環境影響評価法という法律に基づいている。
事業者に対して環境対策やその効果の予測等を盛り込み作成された環境影響評価書である。
事業者は都に評価書案を提出し、審査を経て正式な評価書を策定後都に提出する。

この「環境アセスメント」の問題は、単に実態と異なる説明が記されていたことだけでなく、もっと悪質なことを都がやっていたんではないか?という疑惑に発展している。


さきほども言ったように、2011年6月にはすでに基本設計書に「地下空間」が記載されていたことが確認されている。

その案件を直接担当していた部署が、2011年8月に環境局に提出した環境影響評価書にはまだ盛り土が記載されていたそうなのである。

つまり、「地下空間」に変更になったことを知っているはずなのに、意図的に盛り土のままで進めた、という可能性が高いのだ。

これがもし本当なら悪質である。
どんな理由があろうと、意図的に実態と異なる環境アセスメントをやってはいけない。
どんな経緯でこのような結果になったのか明らかにすべきである。


アセスのやり直し

実態と異なる環境アセスメントだったということがわかり、今東京都はその対応策を検討している。


専門家会議の平田座長は、地下空洞に盛り土をするのは難しいという見解を示している。
盛り土をしない方向で対応策が提言される可能性が高い。

環境アセスメントは、簡単な内容変更であれば審議会の審査など、手続きは1~2カ月程度で完了する。
しかし大規模な変更ということになり、小池知事がやり直しが必要だと判断した場合は、手続きが1年以上に及ぶ。
小池知事は会見で「アセスのやり直しが必要になったときには15か月程度」と述べた。

地下空間の安全性を検証する専門家会議がまもなく始動する。
ここで大きな問題が指摘された場合ば、移転時期は当面決められないという事態もありえる。


今後の注目は?

まず昨日の定例会見で小池知事が、今回の都の内部調査が不十分だったことを明らかにしている。あくまでも中間報告のレベルだったとし、追加の調査を進めて今月中に結果をまとめると述べている。

前述の地下空間の謎については、この調査結果を待つことになるだろう。

安全面についてはまもなく始動する専門家会議の検討結果を待つことになる。

今回の問題は関係者にとっては深刻な問題であり大変気の毒に思うが、こうして問題点が瀬戸際で明らかになったことは不幸中の幸いである。

闇の中で利権を貪り食の安全を軽んじた張本人が必ず存在する。
今回の豊洲ミステリーの章で、はたしてどこまで真相にせまることができるか?

引き続き注目していきたい。