しんさくのねっとかわら版

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豊洲の土壌汚染対策をなぜ東京都がやらなければならなかったのか?

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豊洲の土壌汚染対策をなぜ東京都がやらなければならなかったのか?

豊洲問題で大きく取り上げられているのは、建物の下に盛り土がされておらず、すっかり有名キーワードになってしまった「地下空間」があったこと。

 
そして、今は「モニタリング空間」という新しいキーワードが出現している。

2011年3月に東京都が発注した仕様書には「モニタリング空間の設計」と書かれていた。
ところが3か月後には「地下空間」の入った基本設計が作られていた。
この「モニタリング空間」がなぜ「地下空間」に変化したのか、それを今東京都が大急ぎで調査しているところである。

空白の3ヶ月というのは本来「解散はありえない」というジャニー喜多川発言からSMAP解散までの3ヶ月を言うのだが、今ではすっかり豊洲問題の3ヶ月になってしまった。


さて、前置きはこのくらいにして、
今回はそもそも豊洲の土壌汚染対策をなぜ東京都がやらなければならなかったのか?という疑問を取り上げたい。

というのも、先日テレビに出演していた人が、「そもそも土壌汚染対策は東京ガスが担当したんでしょう。その後、環境基準の43000倍のベンゼンが検出されたのだから、東京ガスに猛烈に抗議すべきじゃないんですか?」と発言したからである。

たしかにそうである。

今回東京都は858億円もの壌汚染対策費を投じているのだ。
本来東京ガスが対策済みの用地を取得して、そこに豊洲市場を建てるんだから、極端な話この800億という金はいらないはずでは?

テレビを見ていた人は、みんなそう思ったはずである。
司会の人が「その点はどうなんですか?」と聞いたところ出演していた関係者が「その点もきちんと検証すべきです」と答えていた。


そんなことがあってから、しんさくは毎日チェックしているんだけれども、メディアはまだこの点の詳細をはっきりとは伝えてくれていない。

そんなわけで、自分でちょっと調べてみた。
今日はその結果をまとめようと思う。


東京ガスは対策をしたのか

そもそも誰が土壌汚染対策を担当することになっていたのか。
これは東京ガスの担当だった。

調べた結果、たしかに東京ガスは土壌調査を実施した上、その結果に基いて対策工事を実施している。

そして、対策工事を終えた段階で、東京都に完了報告をして東京都との合意事項を履行し、法的な手続きを完了したとしている。

ところがその後に東京都が詳細調査を行ったところ、新たな汚染が確認されてしまった。
それを受けて東京都と東京ガスとで協議をした結果、東京都が土壌汚染対策を実施することになり、東京ガスがその費用の一部を負担することになったのである。

ここまではわかった。

1)土壌汚染対策は東京ガスの担当だった
2)東京ガスは実施したがその後新たな汚染が確認された
3)東京都が土壌汚染対策を実施(費用一部を東京ガスが負担)

ということだそうである。


しかし、そうすると新たな疑問が噴出する。
東京ガスが土壌汚染対策を実施したあとに汚染が見つかった。それは東京ガスの責任において対処すべきではないのだろうか?

なぜ東京都が膨大な費用を使って土壌汚染対策を担当しなければならないのだろう。

それに、土壌汚染対策費用の一部を東京ガスが負担したそうだが、いったいいくら負担したのだろう。
その金額は例の858億円には含まれないはずであるから、となると全体の土壌汚染対策費用もっと高かったということになる。

これまでさかんに858億円という金額が取り上げられ、「高いんじゃないか」とか「どうして予算を大幅にオーバーしたのか」などと言われてきたが、実際はもっと高かったということになる。

どうやら都が負担したのは780億円らしい。

いや、そもそもなぜ東京ガスの責任をもっと追求しなかったのだろう。

もしかしたら、東京都側に何か弱みでもあったんじゃないだろうか?
そう勘ぐられても仕方がない都の対応である。

いったいどうなっているんだろう。


これはしんさくの妄想である

東京ガス「汚染対策が完了しました。承認願います」
東京都「あっそう。完了報告書出してね」
東京ガス「はっ これでございます」
東京都A「君精査よろしく」
東京都B「君よろしく」
東京都C「君よろしく」
東京都D(また徹夜かよ)


東京都D「OKです」
東京都C「OKです」
東京都B「OKです」
東京都A「ご苦労さん」
東京ガス「あの、確認いただけましたでしょうか」
東京都「確認したよ」
東京ガス「では弊社担当分はすべて完了となります、さようなら」


東京都「再調査したらすごいベンゼンが出たんだけど」
東京ガス「えっ」
東京都「どうしてくれるの」
東京ガス「でも東京都さんがすでに承認を...」
東京都「わー、ぎゃー、わおー」
東京ガス「...今更いわれましても」
東京都「困ったなー」
東京ガス「困りましたねー」
東京都「じゃあウチが対策するからアンタも金出して」
東京ガス「えー」
東京都「だってアンタも悪いんだからさ」
東京ガス「じゃあちょっとだけですよ」

こんなやりとりがあったかどうかはわからないが、なぜ最終的に多額の費用を投じて土壌汚染対策をするに至ったか、東京都は経由をきちんと納得がいくまで説明すべきである。


ちなみに東京ガス側は、この豊洲用地の土壌汚染について一連の内容をきちんと説明しているのだろうか?

それについては東京ガスは、以下のページで豊洲工場の土壌汚染について、プレスリリースおよび「CSRレポート」等で情報開示している、としている。参考まで。

www.tokyo-gas.co.jp


ひととおり目を通してみたが、正直なところよくわからなかった。
こういうところに記載される文章って、ほんとうにわかりにくい。

テレビ番組などで、専門家の人にぜひ解説してもらえるといいのだが。