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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

歴代市場長が知らなかった!豊洲地下空間

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敷地全体に実施されるはずの盛り土が、実際には建物の地下では行われていなかった。
いつ、どれが、どういう理由で決定したのか、次第に明らかになってきた。

 
当初は、この案件の責任者に直接事情を聞けば詳細が明らかになると思われていた。
責任者というのは、中央卸売市場長もしくはその上の副知事である。

しかし、副知事はこの地下空間については知らなかった。
それでは、やはり局長クラスの中央卸売市場長だろうということで、歴代市場長が都のヒアリングを受けた。

その結果、いずれも都のヒアリングに対して
「地下空間の存在は知らなかった」
と話したそうである。


しかしこの工事の発注者であれば詳しい事情を知っているはずである。
実際に当時の中央卸売市場長で、決済した責任者は岡田至氏である。
この人が発注仕様書にハンコを押した。

岡田氏によると、基本設計のときに
「地下空間をつくれと指示したとかやっとということもなかった」
ということである。
盛り土についての相談があったという記憶はないそうだ。

では、発注仕様書に捺印するときに気がついたはずではないのか。

実は、地下空間が決定した時期はだいぶ絞られてきている。
東京都が基本設計を発注したのは2011年3月である。

この2011年3月の時点では地下空間案は示されていなかった。高床式という方式だったそうである。
そして2011年6月には地下空間を設ける設計になっていたことが判明した。
この3カ月の間で方針が変更されたということになる。


2011年3月 高床式
  ↑
 この3カ月の間に変更?
  ↓
2011年6月 地下空間式


ちなみに岡田氏は決裁の押印をしたことを認めている。
ただし、盛り土があるという認識で押印したと話している。

仕様書には、工事の範囲や工法も記されており敷地全体の土を2メートル掘削して砕石層を50センチつくることを意味する「施工範囲 A.P.+2.5メートルよりA.P.+2.0メートル」と、建物下に盛り土をしないことを意味する「建設エリア以外のA.P.+6.5メートルよりA.P.+2.5メートルまでを土で埋め戻す」との記載がある。

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結局、当時の発注責任者も「地下空間」については認識していなかった。
つまり、報告を受けていなかったことがわかった。

となると、実際に「地下空間」を決定したのは、その下の部署ということになる。
具体的には中央卸売市場の管理部新市場建設課の技術系職員が決めたのではないか、と言われている。
この真偽については近日中に明らかになるだろう。

なぜこのような結果になったのか。
原因は情報共有不足ではないか、と言われている。

どうやら、中央卸売市場の該当部署は途中から築地と新宿に物理的に分離したらしいのである。
この物理的な分離が原因ではないか、という人もいるし新市場建設課の技術系職員と事務系職員との間で共有それていなかったという説もある。