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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

豊洲市場地下の水質調査結果はこれでいいの?貯水タンクはどうなの?

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豊洲新市場の地下空間にたまった水。

小池知事は、豊洲における食の信頼を失うということは、大変なダメージになる、とし、東京都としても、信頼できる情報をしっかり提供していく、
と述べた。
水質や大気を科学的に分析し、信頼できる情報を提供したい、とした。

 
これをうけて東京都は、例の水を検査した。
その結果、環境基準を超える有害物質は検出されなかったと発表。

しんさくは、検査結果について、以下のページを参照した

豊洲市場地下ピット内の水質調査の結果について


豊洲市場の3つの棟の地下空間の水を採取し、水質の調査を行った。
結果として、ベンゼンやシアン化合物は検出されず、ヒ素六価クロムが検出されたが、環境基準値を下回る数値だったことがわかる。

東京都は、環境基準値を下回る数値だったことでホッと胸をなでおろした感があるが、安心はできない。

雨水が入ったとしても、地下水が影響を受けているということは否定できない、という専門家の意見がある。
この、地下水が影響を受けている可能性、というのはとても大きな懸念材料なのである。

また、ベンゼンが検出されなかったということが大きくクローズアップされているが、そもそもベンゼンは地下空間に気化している可能性がある。
つまり、本当の危険な要素はすでに別の場所に移っていたのかもしれないのだ。

アルカリ性だったことも気になる。
コンクリートの影響でアルカリ性になったのだから問題ない、とするコメントも結構あったが、本当にコンクリートのせいであんなに強いアルカリ性になるのだろうか?

こういった不安要素は、適当にながしてしまわないでひとつひとつ確認する必要があると思う。


さらに今回の水質調査とは直接の関係はないが、「貯水タンク」の存在も明らかになった。

 

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この「貯水タンク」というのは雨水や汚水を一時的にためる目的の設備であり、主要施設の地下空間に複数整備されている。

大きさは施設によって異なるそうだが、底面が100平方メートルほどの箱型で、タンクの一部は地下空間の床からさらに1メートルくらい深い層まで食い込んでいる。
この層は、例の「きれいな土」に入れ替える対策が行われていない。
ベンゼンとか六価クロムとか、そういった汚染物質が万一入り込んだりしないだろうか?
浸水や損傷といったトラブルへの対策は万全なのだろうか。
また、老朽化による劣化などに対しての配慮はちゃんとなされているのだろうか?
きっとしっかり検討されているとは思うが、これまでの都のお粗末さを思い出すとやっぱり大丈夫かなと思ってしまう。
こういった施設は、防水対策などあたりまえの対策はしっかりできていることが多いが、思わぬ瑕疵が見つかったりすることもある。
どれだけ真剣に検討したかによって、こういう見落としのあり無しも変わってくる。
くりかえしになるが、これまでの経緯には残念ながら都の不誠実な対応が見え隠れしている。
やっぱり疑ってかかった方がいいと思う。


水質調査の話にもどるが、しんさくは東京都の結果の発表の内容に不満がある。
結果内容によると3つの棟に対して、それぞれ1回ずつ採取して検査したかのように受け取れる。

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もし、そうだとしたら検査の正確性の面で懸念が残る。
検査は、ひとつの棟に対して、いろいろな場所からランダムに複数採取してそれぞれについて検査結果を明らかにすべきである。

そうじゃないと、場所によって水質が異なる場合、検査結果に偏りが出てしまう。
また万が一検査手順に不備があった場合のことも考えると、複数箇所から複数回採取して検査すべきじゃないかと思う。
もし、実際にそうしていたのであれば、発表された検査結果がそれぞれ各棟ごとに1件のみというのは不自然である。

今回いろいろなことがあって、都の言動の一挙手一投足が注目されているから、変なことはしていないと思うが、まさか複数回検査したうちの一番無難な結果を選んで発表したりはしていないよね。

そんなことをしていたら、もうアウトである。