しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

豊洲市場は本当に安全なのか?土壌汚染対策は徹底されているのか?

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いま日本中が、豊洲市場の建物の謎の地下空間や謎の水たまりの話題でいっぱいだ。
連日マスコミを賑わせている。

 
今は石原元知事の「下から聞いたことを言っただけ」発言で持ちきりだ。
本当にこの人の発言には驚かされる。
しんさくも早くこの話題にいきたいのだが、それよりも今非常に気になっていることがある。
気になったというより、ここ2~3日で次第に気がかりでしょうがないほど膨れ上がった懸念がある。

それは、豊洲市場は本当に安全なのか?ということだ

「だからそれをみんなで検証しているんじゃないか」
とおっしゃるかもしれないが、考えてみていただきたい。

そもそも豊洲市場用地はガス工場の運行によるさまざまな汚染が残っていた。
その汚染については
疑惑の都幹部とは誰なのか??3知事には未報告。豊洲市場問題
の記事で概略を説明している。

だからこそ、東京都はこの用地に移転するにあたっては、「法令が求める水準を大きく上回る手厚い対策をとる」と言っていた。
それほどの強い意志により、盤石の対策を講じるぞ、という意気込みは確かにあったに違いない。(中にはそれほどまでしても豊洲に移転させたい何か理由があったんだろうという人もいるが、それはともかくとしてだ)

「こうした対策を講じることで、この地に人が一生涯住み続けても健康に影響が生じることは無くなり、市場用地としての安全・安心が確保されます。」
これは、東京都中央卸売市場のホームページにある、次のページの中に書かれている言葉である。

www.shijou.metro.tokyo.jp



では、具体的にどんな土壌汚染対策工事を行ったのか?
もう一度それをおさらいしてみよう。

土壌汚染対策工事の流れについては「豊洲市場土壌汚染対策工事の進捗」というページに掲載されている。

それによると...

仮設土壌処理プラントという設備を用いて処理した土壌(処理済み土)等で埋め戻す、と書かれている。
 
また、地下2メートル付近には、毛細管現象により地下水が地表近くの土壌に上昇することを防ぐために砕石層を敷設する、ということも書かれている。

詳細については実際のページをご覧になって確認していただきたい。

豊洲市場土壌汚染対策工事の進捗


なるほど、あの莫大なお金はこの対策に使われているんだ。
簡潔にいうと、汚染された土は、専用の設備を用いて「きれいな土」に変え、その「きれいな土」で埋め戻します、ということだ。
さらに、地下水が上がってくるのを防ぐ砕石層というものあるという。

それなら大丈夫だね。

でも、この説明だけで納得して本当にいいのだろうか?

しんさくが思うに、「お役所体質」というのは本当に始末が悪い。
もちろん役所がすべて「お役所体質」だとはかぎらないのだが。

なぜ「お役所体質」という言葉を言い出したかというと、原発事故のことを思い出したからだ。
「お役所体質」の縦割り体質が事故へ影響したのはみんなよく知っていることだ。(厳密にいうと役所ではなく東電だが)

民間企業ではあり得ない体験をすることがある。
しんさくも実は、民間企業ではあり得ない体験をした。
そのことは、改めて別の記事でまとめるとして、

責任感がない、隠蔽体質、いろいろ言われるが「お役所体質」というのは本当に始末が悪いのだ。

今回の豊洲市場問題もすでに「お役所体質」の影響がイヤというほど出ている。
だから、どんなきれい事や、りっぱな説明も疑ってかかったほうがいいのだ。

「きれいな土」は本当にきれいなのか

仮設土壌処理プラントという設備を用いて処理した土壌(処理済み土)等で埋め戻します

この「...処理した土壌(処理済み土)」の「等」って何だろう?
なぜ「等」をつけるのだろう。

これは疑ってかかるべきである。
「等」がついていることにより、一部の盛り土はかならずしも処理済み土じゃなくてもいいのである。

でもまさか...
まさか、他の得体のしれない土を使っていたりはしないよね。

まさかとは思うが、設備を用いて処理した土壌がきちんと無害の土になったことを、工事の開始当初だけして継続的に確認はしていない、なんてことはないでしょうね。


こういうふうに疑ってかかると、あの地下水が上がってくるのを防ぐ砕石層というものも疑ってしまう。

あの砕石層だが、額面通り受け取っていいのだろうか?
よ~く読んでみると、「地下2メートル付近には、」と書かれている。
この「付近」って何だろう?
なぜ「付近」をつけるのだろう。

これは疑ってかかるべきだ。
きちんと地下2メートルのところに砕石層を敷設するつもりなら、「付近」ってつけるだろうか?

いや、これはさすがに疑い過ぎだろう。
冷静になって考えれば「地下2メートル付近には、」という表現に不自然な印象はない。
だから、砕石層を敷設してある場所の高低がいい加減であったり、敷設してない箇所があったりとか、そういうことはありえないと思っていいはずだ。
わたしとしてことが、つい先走ってしまった。

とは言え、建物の中にはこの砕石層がむき出しになっている箇所があるという。
私だったら、地下水が上がってくるのを防ぐために敷設した砕石層をむき出しにしたりしない。
たとえそこが、めったに人が来ない地下空間であったとしても。
ただの地下水じゃないんだから。


さらにいうと、汚染された土は、どのようにして「汚染された土」だとわかるのだろうか?

それは、検査しているからである。
なるほど、検査しているんですね。それなら納得ですね。

いや、納得してはいけない。
実は、当初はほとんど検査はされていなかったのだ。
それではいけないということになって、本格的に検査を開始したのである。

その検査の内容だが、土壌を運んだトラックの200台に1台を検査したそうである。
大量の土壌なので、すべての土壌を検査することはコスト的に難しかったらしい。
しかし、本当に200台に1台の検査でよかったのだろうか、という疑問が残る。

それにもっと驚いたのは今日(9月16日)のモーニングショーというTV番組によると、検査を怠った業者が3割ほどあったそうだ。

ほんとうに「きれいな土」なのかどうか、これじゃあわからないではないか。
もし、このことが真実なら、お役所体質の人はこう言うだろう。
「検査を怠った業者のことまでは、わたしたちはどうにもできません」

みんな思っているはずだ。
まさか「きれいな土」までウソってことはないよね、と。


この前提条件がくずれたときは、豊洲への移転は断念すべきである。
そして、小池百合子は正真正銘のジャンヌ・ダルクとして歴史に残ることになるのはまちがいない。