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しんさくのねっとかわら版

私が住んでいる東京都の話題や日本の将来について、濃い情報を発信します

豊洲市場問題が大変なことになっている。もし小池知事じゃなかったら

東京都政

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今、豊洲市場移転問題が大変なことになっている。

敷地全体に実施されていたはずの盛り土が、実際には主要な建物の地下では行われていなかったのである。

 
本来、盛り土を敷地全体で行うよう専門家から提言を受け、進められていたはずの計画が、どこかのタイミングで、誰かの指示により変更され、建物の地下には盛り土を行わずに空洞を設けられていたのである。
そして地下空間の底面には謎の水がたまっているそうである。
地下水が中に入ってきた可能性もあり、その場合ベンゼンなどの影響もありえるという。
さらには、この地下空間を駐車場にする計画もあったらしい。

ホームページでは、建物の地下にも盛り土をしているイメージ図が掲載されており、誰が考えても盛り土が敷地全体に実施されているという印象を持ったであろう。

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しかもこの大きな齟齬は、単に都民のみならず、主要な関係者にも知らされていなかったというから重大な問題である。
専門家会議の委員の1人が「盛り土は市場を整備する前提条件として提言したはずで、驚いている。東京都が盛り土の代わりに行った分厚いコンクリートで覆う対策に法律上の問題はないと思うが、こうした対策を専門家会議で議論した記憶はない」と話している。
専門家会議の提言通りに盛り土をせず、なぜ盛り土の工事方針を変更したのか、その説明がなかったという。安全性に問題ないか十分な検討がなされていない可能性がある。
つまり、小池知事が以前から問題視していた情報公開の問題だけでなく、東京都自身の危機管理の在り方といったさらに根本的な問題が存在しているかもしれないのだ。

このような事態を受けて小池知事は、都の幹部職員を集めて安全対策の検討や、情報公開の抜本的な見直しに早急に取り組むように指示を行った。

もし他の知事が誕生していたらどんな展開になっていただろうか。
都知事選から1カ月余りたった今、もう一度振り返ってみよう。

東京都知事選は
鳥越俊太郎候補
増田寛也候補
小池百合子候補
この3候補に支持が分かれる形となった。

つまり小池知事が当選しなかった場合、鳥越氏あるいは増田氏のどちらかになっていた可能性が高い。
まず鳥越氏だが、この人ははっきり言って急に出馬を決めたから、いろいろな面において準備不足だった。
当初都知事になってからどのように都政を進めていくかという具体的なイメージをほとんど語ることはなく、都政よりもむしろ国政に関心がありそうな印象があった。実際この人がさかんに言っていたのは憲法改正反対、そして反安倍政権である。
その他、ガン検診受診率を100%にすると言ったり、消費税を半分にすると言っていた。
豊洲市場問題については「知事になったら、本当に土壌汚染があるのかどうか確かめる」と言っていた。
つまりこの人にとって豊洲市場問題はあとから検討するといったレベルの話のひとつにすぎなかったのである。とうてい豊洲市場問題のヤミを暴くきっかけを起こすほどの熱意は持っていなかったと思われる。すでに建物が完成しており、「移転中止などとんでもない」といった風潮もあった中であえて待ったをかけるほどの関心すらなかったであろう。

次に増田寛也候補についてだが、この人の場合当選したらあっさり豊洲に移転させたはずである。
増田氏はいわゆる現勢力に迎え入れられた候補であった。
この人は「11月の豊洲移転に賛成だ。既に施設が完成し、市場業者は移転準備を進めており、11月の移転が中止・延期された場合営業面で多大な損失を与えてしまう」と言っていた。
当然ながら豊洲市場の問題点をもう一度精査するような種類の発言などなかったはずである。

結論として、もし小池さんが当選しなかったら大変なことになっていた。
国政のほうに興味があって都政の大きな問題に気づかない知事、もともと移転推進派の知事、どちらが当選した場合でも移転はスムーズに実行され、様々な問題点は闇の中に隠されてしまったであろう。
小池知事体制が実現したから、以前より言及されていた情報公開の問題だけでなく、移転に待った!がかけられ、共産党が本領を発揮し、マスコミが後押ししてさまざまな問題点が明らかになってきたのである。


もし都知事選が違った結果になっていたら...
そう考えると、本当にこわいことである。